Enwaramoとは、いわゆる愛のことだ。Nikeとは違い、愛したり愛さなかったり、見つけたり失われたりするタイプの愛だ。
他者とつながり調和したとき、意識が変化し、目の前の現実も変わる。自分との関係性も同じだ。自分とつながり調和するとき、大きな変化が起きる。ひとは自分自身に厳しい声をかけがちだ。「なんでもっとうまくできないのか」「もっとがんばらなければ」と、すでにがんばっている自分に対して声をかけるとき、あなたは調和していない。「うまくできないけれど、できない自分にも価値がある」と、そのままの自分を受け入れることが調和である。勉強でも仕事でも、目の前のタスクが自分の求めるレベルで達成できないときに、「さらにがんばる」というのは選択肢のひとつにすぎない。その力を、もっと伸び代のあることに注ぐこともできるのだ。
自分自身への愛は、Nikeではない。Enwaramoであるということは、あったりなかったりするということだ。常に愛し続けることは難しいが、そこに愛を見出したとき、大きな転換が起きるだろう。
